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STORY



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20年後。Rayはソロ・アーティストとして細々活動を続け、元グルーピーのスウェーデン人妻Astridと共に格式高いお屋敷に住むが、その屋敷は売りに出されている。Lesは屋根葺き職人として堅実な人生を歩み、妻と2人の子供の居る家族持ちに。ドラマーのBeanoは離婚して母親の敷地の離れ(実は古びたキャンピングカー)に暮らし種苗園で働いているが、過去の栄光のツケで33,000ポンド(日本円で約660万円)の税金を滞納。キーボードのTonyはイビザ島でコンドームのセールスマンをしているものの、自称今でもミュージシャン。バンドの雑用を任されていたKarenはホテル従業員となり、結婚して娘をもうけたものの離婚。ギタリストのBrianが弟のKeith同様薬物過剰摂取で死んでしまうのではないかと恐れて彼の元を離れてしまった後も彼の事を想っている。そしてそのBrianは行方不明…。

(review)
いわゆるレコーディング・アーティストでもミュージシャンの活動だけで食べていける人達は実は案外少なく、多くは「副業」を持っている。作曲の出来るアーティストで第三者に楽曲を提供する、という形でも音楽だけで食べていけるならかなり幸運。音楽学校で楽器を教えるのもまだ音楽に関わっているからマシ。ありがちなのは免許さえあれば取り敢えず始められるタクシーの運転手。