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STORY



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1970年代一斉を風靡したイギリスのロック・バンドSTRANGE FRUIT(ストレンジ・フルーツ)。実力も華もあるヴォーカリストKeithを薬物中毒死で失い、後任として加入した「見た目の華やかさ重視」のRayと、「KeithとギタリストでKeithの兄Brianの才能」を高く買い敬愛するベーシストのLesとの間の確執は深まり、Wisbech Rock Festival出演の1曲目での落雷による演奏不能状態を最後にバンドは解散。

(review)
クラブのトイレの鏡の前で自らを奮い立たせる為に過去の栄光の数字を口にするRay…それによれば、東京23,000人、(アメリカ・カリフォルニア州)アナハイム44,000人、(アメリカ・テキサス州)ダラス67,000人の動員数を記録した様だ。当時の日本には現在のドーム球場等のコンサート開催が可能な大規模な会場はなく、東京で一番収容能力があるライヴ会場と言えば武道館であった事は容易に推測出来る。武道館のコンサート会場としての収容人数は14000人弱らしい。東京での動員数23,000人と言うと「武道館2回」の計算に。しかし、武道館公演2回をほぼ一杯に出来るバンドはそうは居ない。SFの来日公演は武道館2回だったのか、それとも武道館1回を満杯にしたとして、残りは大阪・名古屋等の2000人クラスのホールで数回だったのか、それとも全部ホールツアーだったのか…???